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ワシントンDCの美術館めぐり
朝はゆっくり目に起きて、ナショナルギャラリーに出かけた。今日は生憎の雨であったが、スミソニアンは結構な人出であった。
荷物を預けている間に、妻が日本語無料ツアーなるものの参加勧誘を受けていた。特に怪しい人でもないようなので、参加することに決めた。彼によると今日のテーマは「日本美術が西洋絵画に与えた影響」らしく、いつもぼんやりと美しいと思っている印象派の絵画も影響を受けたリストに入っていた。どうやら日系2世という立場で理解するのが相応しい彼の微妙に英語が混じる日本語解説を聞きながら、確かに言われなければ全く気が付かない事実や見方を教わること多数であった。中には本当か?と疑わしく思う説明も無くはなかったが、一つの絵についてじっくり説明してもらう機会も、自ら勉強する機会も無かったので、今日のツアーはなかなかに収穫が多いものであったと言える。それにしてもナショナルギャラリーは何度尋ねても素晴らしい。解説の彼も言っていたが、日本ではじっくり見ようにも係員から「後がつかえるので立ち止まらないで下さい」と言われてしまう。しかしナショナルギャラリーは、混んでいてもルノワール等々の人気絵画の前に人がいないことも多いし、ソファが置いてあってどれだけでも眺めていることができるようになっている。この美術に対する接し方が、精神的な豊かさを示していると言えるかもしれない。
その後フリーアギャラリーとサックラーギャラリーを訪ねた。東洋美術を扱うフリーアギャラリーは悲しいくらい閑散としていた。その分我々はじっくり鑑賞することが出来たのだが。どうやら日本美術のお宝は旅に出ているらしく、掛け軸や茶器なども江戸時代のものばかりであった。サックラーギャラリーは何となくいつもフリーアギャラリーのついでに行くという印象があり、今日もいい加減に見て終わりになった。ここはここでいいものがあるのだが、どうにも身を入れて見ることが出来ないのである。今度は初めにこっちに入るようにしよう。
それからホワイトハウスの方に向かったが、雨が降ったり止んだりで移動するのにも疲れたので帰宅することにした。DCでこれだけ雨がしとしとと降り続けることは珍しい。
(2004.08.21. Sat)
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